緊急速報コミュニケーションシステムとは
緊急速報コミュニケーションシステムは、3G/LTE通信網を活用した地方自治体から住民に向け防災情報等を伝達するための告知放送システムです。
庁舎内の送信システム(操作卓)や遠隔操作端末などから、地域内に配備した屋外スピーカ装置やタブレット端末、戸別受信機、スマートフォン・携帯電話などへ3G/LTE通信網、LPWA通信網などを通じて防災情報等を配信します。
※LPWA:LowPowerWideArea(IoT時代の新しい通信技術)
メリット・効果
信頼性を確保
自治体のみが利用する「閉域ネットワーク通信網」や「緊急速報メール」、「インターネット通信」、および「LPWA通信網」を利用して多重的に情報配信することにより信頼性を確保しています。
情報伝達手段の多様化に対応した一元配信と多層的情報伝達が可能
屋外スピーカ、タブレット端末に加え、LPWA戸別受信端末、個人所有のスマートフォン・携帯電話の端末など多様な伝達手段へ一括して情報を配信することが可能です。
耐災害性の高い迅速な情報伝達
被災・災害時により、庁舎倒壊等や職員が登庁できない場合も想定し、持ち出し可能な操作端末やスマートフォン等により遠隔放送が可能です。
製品特長
携帯網(3G/LTE)を活用し、高速データ通信、大容量データ送受信に対応した汎用性の高いシステム構成。
LPWA対応戸別受信端末をはじめ、多様な伝達手段を装備しています。J-ALERT、緊急速報メールとの連携が可能であり、また閉域網を活用することにより、市町村独自の情報伝達が可能。
緊急速報メール受信に連動した屋外拡声放送をはじめとした情報伝達が可能です。LPWA通信機能を搭載し、通信費ゼロのLPWAローカルネットワークの構築が可能。
20年先を見据えた通信ネットワークLPWA通信網で新たな通信サービス構築が可能です。LPWAローカルネットワークを活用することにより、通信費ゼロで地域見守りなど様々な機器との連携が可能。
双方向通信により、装置の動作状態や伝達状況の遠隔監視と一覧表示が可能です。
システム系統
パケット通信:インターネット回線を使用した住民所有端末への配信
特定接続網:自治体のみが利用できる専用の特定接続網
緊急速報メール:気象庁/消防庁からの情報配信
運用イメージ図
※LPWA:LowPowerWideAreaの略でSub-GHz帯(920MHz)を使用した無線技術です。特徴は、通信速度:250Kbps、通信距離:最大10km、その他:免許不要な無料通信帯域、です。当社はLPWA通信規格のうち、LoRaを使用しています。